あおちゃんのこと



2000年3月の出来事でした。
ペットショップで見かけた、元気なミニレッキスの男の子。
よく見ると、なぜか左耳が数センチしかありませんでした。
母親が初産で、ストレスから赤ちゃんの耳を齧ったそうです。
そして、この男の子の里親を募集中であるということも…。


すぐにケージから出してもらい、抱っこをさせてもらいました。
おめめが大きくてとってもいい子でかわいくてかわいくて…
私はすぐに、この子を家に連れて帰ることに決めました。
ウサギを育てるのに必要なケージや身の周りの物は全て
揃っていたし、この時のんちゃんは2歳になっていたので、
ウサギのこともよくわかっており、不安はありませんでした。
ただ、耳で体温調節をするウサギにとって、片方耳が無い
のは良くない事で、この点は気をつけなければいけません。

大好きなレオレオーニさんの絵本【あおくんときいろちゃん】
からいただいて、「あお」と名付けました。






あおちゃんは、牧草が大好きで、とっても元気いっぱいで
遊びの相手をするのが大変なくらい、暴れん坊でした。
ウサギの種類に詳しい方ならご存知かと思いますが、
レッキス、ミニレッキスの毛は本当に美しいのです。
でも、赤ちゃんの毛がこんなにモコモコで羊ちゃんのよう
だとは知りませんでした。ずっと触っていたくなるのです。
可愛くて可愛くて仕方なくて、私は毎日楽しくて幸せで…

この幸せな日々がずっと続いていくものだと思っていました。




それから数ヵ月後、我が家で大きな出来事がありました。
手離すことを選択しなければいけない出来事でした。

そこへ、あおちゃんを譲ってほしいと言ってくださる方が
現れて……あおちゃんは新しい飼い主さんの所へ…
あおちゃんの幸せを願い、その方にあおちゃんを託しました。
さよならをしたあの日の悲しみは一生忘れません。

今あおちゃんは本当に愛され、家族の一員として大切にされ
穏やかに幸せに毎日を暮らしています。
大きくなったあおちゃんの写真を送ってもらいました。
レッキスの美しい毛並みになっているのがわかります。


こんなにあおちゃんのことを大切に愛してくださっている
ご家族にあおちゃんをお願いした事は、結果論としては
良かったのかもしれません。そして、前向きに考えると
あおちゃんはとっても運のいい子なのだと思います
無事に5歳を迎えたことが全てを表しています。



ただ、どんな事情があったにしても小さな子どもを手離した
自分自身をこれからも許す事はないと思います。


いつかあおちゃんのページを作ろうと思いながら
なかなか進まず、こんな時期になってしまいました。

                        2005.3.24




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2007年12月17日(月)の早朝。
あおちゃんは神様のところへ旅立ちました。

あおちゃん、ありがとうね。

そして、あおちゃんをいっぱい愛してくださった飼い主さん
本当に大切に育ててくださって有難うございました。

               フランソワ 2007.12.17




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