*----鳩の話----*
2003年 11月26日 --宙吊りのハトを救出--
隣の部屋のベランダのハト避けネットに、1羽のハトが絡まって宙吊りになっているのを見つけました。
隣の部屋の人は留守でどうしようもないので、どうにかして救出しようと決心。
ベランダで悪戦苦闘1時間…。
長い棒を使って隣のベランダで宙吊り状態のハトの体を持ち上げることに成功し
なんとか宙吊り状態だけは解消されました。
そして数時間後…
ハトの様子を見ようとベランダに出てみると、そこには奥さんらしきハトの寄り添う姿が…
ハトはとても夫婦愛の強い鳥で、生涯同じ相手と添い遂げる鳥だと何かで読んだことがあります。
2羽が寄り添う姿を見て、泣きそうになりました…
しかし…ネットに絡まったハトは、かなり衰弱していて、本当の所、もうだめかなと思い始めていました。
夜になりました…
隣の人が帰宅したので、詳しくハトの話をして、救出してほしいとお願いしましたが
隣の住人(30代男性)は鳥が苦手な上に、手を怪我していて、何もできない状態だったのです。
隣の人に代わって私がなんとかハトとネットを切り離す作業をしました。
初めて会う隣の人の部屋に入るのは抵抗がありましたが、とにかくハトを助けたかったので
すごい勢いで部屋に入っていました。
救出した後、隣人は、さっさと部屋に入ってしまいました。
私はドアの外で呆然と立ち尽くしてしまいました。ハトを両手で抱いたままで…
ハトの体には深く複雑にネットが絡みつき、私一人の手ではどうしようもなかったのです。
両手でハトを抱えたまま途方に暮れていたその時、近所に動物病院があるのをふと思い出しました。
私は無我夢中で病院へ駆け込みました。
先生は、丁寧に絡み付いたネットを切ってくれて、その上、お金もいらないと言ってくれました。
本当に有り難かったです。
ハトには、山の方にでも引っ越ししたほうがいいよと話をし、マンションの前でハトを放しました。
人間の近くじゃ殺される。ハトの糞害に困り、ハトを憎んでいる人はたくさんいるから…。
ハトの夫婦、元気で暮らせたらいいのにな。
2003年11月28日 --翌日--
朝ベランダに出ると、昨日のハトの奥さんハトが、私が助けたハトを探していました…。
あの後、夫婦は会えなかったんだと思い、胸が痛かった…。もしかしたら昨日救出したハトは、飛べなくて
猫にでもやられたのではないかと思ったりもしました。
奥さんらしきハトは、そうとは知らずにずーっと探し続けているのです。ホッホーという泣き声も聞こえます。
もう胸が張り裂けそうで、私の部屋のベランダに放してやればよかったと後悔しました。
夕方になって、もう一度ベランダに出てみると、なんと!昨日救出したハトがいたのです!!
生きていたんだー。よかった。本当によかった。 奥さんにも会えただろう。 ほっとしました・・。
夜、隣の部屋の人が「昨日はありがとうございました」とお礼を言いに来て、驚きました。
シュークリームをいただきました。ありがとう。
隣の人は、鳥が大の苦手だったのだそうです。4年間住んでいて、初めて昨日隣の人と話をしました。
見た目はとても怖いお兄ちゃんなのだけど、意外といい人だったのでよかったです。
可愛いハトの夫婦が、いつまでもいつまでも仲良く生き抜いてくれますように…
今はそう願わずにはいられません。
2003年11月29日 --ハトの雨宿り--
今、ベランダでハトの夫婦が雨宿りをしています。
ハトは一生涯を同じ相手と添い遂げるそうで、
本当に2羽の仲の良さには驚かされます。
夫婦2羽で何を話しているんだろう・・。
時々、ホッホ〜と鳴き声が聞こえてきます。
愛し合い、守り合って生きている姿は素敵です。
また2羽の仲良しな姿が見れて良かった。
ハトの糞は、こまめに掃除することにしよう。
2004年1月7日 --越冬--
ハトの夫婦は雨宿りをした日以来、姿を見せません。
どこかで越冬しているのでしょう。
2004年2月15日 --再会--
2月に入り、またハトの夫婦がベランダにやって来るようになりました。
朝早くから「ホッホーホッホー」と低く大きな声で鳴いています。
私は、来週引越しをします。ハトの姿を見れるのもあと1週間。
ハトと人間の共存はとても難しいと思います。
ハトのフン害で悩み困っている人も多いと思います。
でも、公園に農薬をまいたり、クチバシを切断したり、
そういう悲しい事件が無くなることを祈らずにはいられません。
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